先輩インタビュー

INTERVIEWS
整形外科病棟 看護師歴5年目

患者さんやご家族とのさまざまな関わりが、
私を成長させてくれています

整形外科病棟勤務 E.T.さん

看護師歴5年目

私は福岡で開催された合同説明会に参加し、当院を知りました。看護部長のお話や、スタッフ皆が楽しそうに働いている様子から、病院内の人間関係の良さを感じました。実際に現地での説明会と1日体験に参加し、病院の様子を再確認しました。思っていた通りの職場で、先輩方はやさしく対応してくださいました。

学生の頃は整形外科病棟で実習がありましたが、自分のケアプランで、痛みの強い患者さんが徐々に動けるようになり、元気になって退院されていくという経験をしました。患者さんが回復していく様子はとても嬉しかったですし、整形外科でのケアの楽しさとやりがいを実感しました。こうした経験も、当院への入職を希望した理由の一つです。
当院は関東でも手術件数が多い病院です。手術件数が多いということは、それだけ学ぶことも多いと思います。急性期ならではの忙しさはありますが、手術前、手術後、退院まで患者さんとしっかり関わることができるという嬉しい思いがありました。患者さんから「ありがとう」と言っていただき、元気になって笑顔で退院される姿は、私のやりがいとなっています。
整形外科病棟では週1回、医師、看護師、理学療法士、退院調整の看護師、ソーシャルワーカーなどを交えてカンファレンスを行い、看護師間でも1日1回、患者さんについて話し合う機会を設けています。さまざまな職種と共有できる機会はとても勉強になります。患者さんの退院後のことも考えながら、日々看護にあたっています。

これまで整形外科病棟で看護するなかで印象に残っているケースがあります。長期入院されていた患者さんで、手術後体力が落ちてご飯がだんだん食べられなくなり、胃ろうや点滴を提案するも本人やご家族は希望されず、そのままお亡くなりになったというケースです。患者さんの食べたいという意欲を引き出す方法はほかになかったのか、と自分の無力さを痛感しました。
この経験からその後私は、食べられない患者さんには、食べられるようになるために看護師は何ができるのかを、真剣に考えるようになりました。病院食は味が限られてしまい変化がないので、現在は「患者さんの食べたいものを食べる許可が出せないか」と医師に相談しています。食べることに喜び、楽しさを少しでも感じてもらいたいと思うからです。ほかにもご家族との情報共有や対応の仕方も自分なりに工夫しながら行うようになりました。
整形外科病棟にはケガや骨折以外にもさまざまな疾患を抱えている患者さんがいます。さまざまな疾患のことを知ることで強みになると思うので、もっと勉強していきたいです。患者さんや患者さんのご家族に寄り添い、信頼してもらえるような看護師目指して頑張ります。

当院はみなさん優しい方ばかりで、とても働きやすい職場です。病院内だけでなく、プライベートでも遊んだり、食事に行ったりするぐらいスタッフ間の仲が良いので、初めて親元を離れて一人暮らしをする方でも、安心して生活を送ることができます。